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初めての手袋 徹底図解 ホームへ
初めて手袋を編む人のために、基本のミトン・手袋の編み方を徹底的に図解します。

初めての手袋徹底図解 1.5 編み方詳細(指の根元〜指先)

(6) ミトンの模様編み〜指先

ミトンの場合は、親指の部分から24段を模様編みで編んでいきます。最後は配色糸になりますので、ここで配色糸を切ります。その後地糸で4段編み、それから下図の編図のように減目をします。

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編図の見方と、減目の方法については、初めてのソックスの2.4章を参考にしてください。

指先はメリヤスはぎをします。メリヤスはぎの仕方は、初めてのソックスの2.5章を参考にしてください。

ミトンの場合は次に親指を編みますので、(10) 親指の編み出しに行ってください。

(6) 5本指手袋の指の付け根まで

5本指手袋の場合は、親指の部分から8段を模様編みで編んでいきます。最後は配色糸になりますので、ここで配色糸を切ります。その後地糸で4段編みます。

(7) 5本指手袋の小指を編む。

finger1.gif別糸を30センチくらい切ってとじ針につけ、輪編みの編地を休ませます。編み始め位置の前後5目を図のように2本の棒針に残し、他の目をとじ針でとり、休めます。これから小指を編んでいきますが、左図の赤い丸は編目につけた仮の番号です。この番号の順に編んでいくことになります。また、#1、#4というのは仮につけた棒針の番号です。以後の説明で使用します。
finger2.gif#1の針にある1〜4の目を#2の針で編み、最後の5の目を#3の針で編みます。その状態で、左図のように#3の針で糸を掛けて、針に糸を巻きつけます。これを「巻き増し目」といいます。同じ事を2回やって、2目を巻き増し目で増やします。
finger3.gif2目巻き増し目した後、同じ#3の針で#4の針の6の目を編みます。
finger4.gif次に#1を使って#4の上の7の目に編んでいきます。巻き増し目の前後が緩みやすいので、糸を引き加減にして緩まないように注意して下さい。これで小指の一周12目の輪編みが始まりますので、16段編みます。
ontop.gif最後に、一段すべて左上二目一度で編みます。これで12目が6目に減ります。(右上二目一度でも構いません。)糸端を15センチほど残して切り、とじ針で図のように糸を回してしぼります。糸端は頂点から裏側に回して始末します。

(8) 5本指手袋の薬指を編む。

ringfing1.gif別糸に休ませていた目をもう一度針に戻します。このとき、目が縮んでいるので戻しにくいのですが、目を落とすと一大事なので慎重に戻してください。左の図は、手前側を5目、向こう側を4目、針にとっているところです。左手袋の場合、手前が手の平側、向こうが手の甲になります。右手袋の場合は、手前が手の甲側、向こうが手の平側になります。左右対称にするためには、右手と左手で戻す目数を逆にする必要があるようですが、両手とも同じように作って構いません。つまり、親指が付く位置以外は全く同じ物2つを作ればよいということになります。もちろん、手の甲側にだけ模様があるような手袋にはこの考え方は当てはまりませんが、指の部分の一目くらいは手のどちら側にあってもそう影響はないでしょう。
ringfing2.gif新しい糸をつけて編みます。どこから編み始めるかですが、今回は巻き増し目から拾い目をするところから編み出します。ここを拾うときに、拾う目を見つけるのは慣れるまでは結構難しいので、最初に拾うとやり直ししやすくてよいでしょう。左図は小指の根元の拡大図です、図の下方向が小指の先です。巻き増し目の巻いているところを拾うのですが、目が縮んでいるため、かぎ針を使ってよく探ってください。拾い目をする部分は巻き増し目をしたときに棒針が通っていた部分です。棒針から目が抜けたときに、巻いている目が縮むため、両側の糸が伸びてしまっています。それを少しでも元に戻すために、同じところから目を拾います。左図の赤矢印のように2目を拾います。なお、つけた糸端は編地の外に出しておきます。
ringfing3.gif巻き増し目から2目を拾った後、針に戻した目の上に編みます。しかし、巻き増し目上の目(A)から、針に戻した目(B)に編むと、左図のピンクの楕円部分に穴が開きます。これは、(A)の目と(C)の目の間に横糸が通っておらず、離れやすいからです。これに対処するため、まず巻き増し目の渡り糸に図のように針を通します。
ringfing4.gif上のように掛けた目と針にあった目を左上二目一度の要領で二目一度します。右側の目はねじり目になり、目と目の間隔が縮むため、穴が開きにくくなります。
ringfing6.gifringfing5.gif小指を編むときと同じ要領で、途中巻き増し目を2目作って編んでいきます。最後の一目は編まず、右図のように右針にすべらせます。反対側の処理と同様、巻き増し目の渡り糸を図の赤矢印のように拾ってねじり増し目を1目編みます。その目の上に、滑らせた目(A)を右上二目一度の要領でかぶせます。これで13目の輪編みができるようになりましたので、23段編んで、頂上は小指と同様にしぼり止めします。(目数が奇数ですので、最後に2目一度できない目があります。)

(9) 5本指手袋の中指・人差し指を編む。

中指は、薬指とまったく同じ要領で編みます。人差し指は、巻き増し目をしない点以外は、薬指・中指と同じ要領です。


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