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4.1 針の持ち方・糸の掛け方


全体の持ち方

掌側から見た持ち方 親指側から見た持ち方

編み針は針の上から持つようにします。この際、針を支える中心となるのは親指・中指・小指・小指側の掌、です。小指を編み針に掛け、親指と中指で編地の上から編み棒をつまむように持ちます。小指は曲げて、編み針を手のひらに押さえるようにします。鉄棒のようにすべての指を強く握り締めてはいけません。小指は結構重要な役割を果たしていて、針先に力が必要なときには強く握ったり、針の微妙な角度変更時には伸ばしたり、と活躍します。ただ、これらの動きは自然な手の動きですから、意識しなくても問題ありません。薬指も針に掛けます。

左手の人差し指はフランス式では糸を支えるため、編針は持てませんが、右手の人差し指も針から浮かせるか、針の上に置いておきいつでも自由に動かせるようにしておきます。 これは、右手の人差し指も編目を寄せたり押さえたりするという仕事があるため、自由を確保しておきたいのです。また、将来アメリカ式の編み方 も覚えて両手で模様の編み込みをする場合にも、人差し指は編み針から離れることになるので右手の人差し指は強く編針を握らないように最初から注意します。

左手への糸の掛け方


左手への糸の掛け方

案外糸の掛け方の違う人が多ので、図を見て間違いなく掛けてください。人差し指に掛ける糸が前後逆になっている人が結構います。糸は人差し指に手のひらから外側に向かって掛け,左手の外側から人差し指と中指の間を通し、薬指と小指の間から外に出ます。左手の中指・薬指に掛かった糸の摩擦に加えて、薬指と小指の間の糸を締めつけたりして糸を固定させます。
なお、この掛け方が書籍等で一般的な掛け方ですが、糸を小指に巻きつけたり、糸を人差し指・中指・薬指の外側を通して、小指と薬指の間で糸をはさむ方もいます。これらはバリエーションですので、編みやすいなら問題ありません。

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