更新履歴とよもやま話 ホームへ
ホームページの更新履歴と編物関係のさまざまな話題を取り上げます。

 2001年5月31日(木) 

ワッチキャップの編み方に、「減目をする頭頂部」「伏せ止めをして四個所を止める頭頂部」を追加しました。

 2001年5月30日(水) 

ワッチキャップの編み方に、「減目をしない頭頂部」を追加しました。

 2001年5月29日(火) 

読者の方より、ゲージ計算方法についてメールいただきました。メールの内容は、次のようなものです。 (今、目数だけで考えます。段数も意味は同様です。ゲージは10cmで22目と仮定します。) 私達の説明は、

必要な目数 =  ゲージの目数 ÷ 10 × 必要な編地の幅(cm) ......(1)

でしたが、

必要な目数 = 必要な編地の幅(cm) ÷ 10 × ゲージの目数 .....(2)

という意見もあり、結果は同じですが、ちょっとした論争になったというものです。

(1)の式の考え方は、まず1cmの目数を求めます。すると1cm2.2目になります。身幅が45cmのセーターを作るとすれば、それを45倍したもの、つまり、2.2×45=99目になるという計算です。(図1)

図1
ゲージ(2)

(2) の式は、まず編地の幅に10cmのゲージが何個入るかを計算して、それに目数を掛け合わせるという方法です。45cmの身幅を10で割ると、4.5となりゲージ4.5枚分です。それにゲージが22目とすると22を掛けて、4.5×22=99目になるという計算です。(図1)

図2
ゲージ(1)

まぁ、どっちでもいいのですが、実は私達二人の間でも暗算する場合(ちょっと見栄入ってます。正確には暗算してみようとする場合)、(1)と(2)とに分かれているのです。(1)のほうが分かりやすいという理由は、なんでも一度単位(この場合1cm)に分解したほうが後が考えやすい、というもので、(2)のほうがいいという理由は、編地にゲージを並べて敷き詰めるイメージのほうが理解しやすい、というものです。今回色々考えて、(2)の式を載せることにしようということになり、記事を変更しました。言うまでもありませんが、これは優劣とは別の問題ですので、(1)のほうが考えやすい人はその計算で何も問題ありません。万一おかしいという人がいても、あっさり無視しましょう。実は、もう一つ、必要な目数 = 必要な編地の幅(cm) × ゲージの目数 ÷ 10 ..(3) というのも同じ結果となります。この式は、割り算を最後にしたほうが計算誤差が少なくなる、という立派な利点(?)がありますので、これがいいと思う方は、当然それでも構いません。

この計算式の違いよりもっと面白いと思うのは、このような違いに直面したときの人間の 態度のほうで、どうも性格によってかなり変わってくるように思います。

  1. 相手の考え方が気に入らず、説得しようとする。
  2. 自分が人と違うと思い、落ち込む。
  3. 結果が同じなのだから、人それぞれでいい、とそれ以上考えない。
  4. なぜそういう違いがでるのか、ほかの場合ではどうなのか、調べたくなる。

なんか、性格当てクイズみたいですが、私達はどれでしょうかね?ふふふ...内緒にして おきましょう。あなたはどうですか?ご意見のあるかたはどうぞメールください。

 2001年5月27日(日) 

ワッチキャップの編み方に、頭のサイズの測り方、ゲージの計算方法、伸びゲージの取り方、を追加しました。本当は、ゲージの説明はもっともっと詳しくしたいのですが、一回輪編みで、「ふりだしにもどる」を踏んでいるので、今回はこれくらいで先に進みます〜。脇道に入ってばかりでは、いつまでたっても「あがり」に行けません〜。いずれ、また別項を立てて説明します〜。

 2001年5月26日(土) 

ワッチキャップの編み方を途中まで作成しました。まだ、色々説明しなければならないことが山積み状態です〜〜。

 2001年5月25日(金) 

日本のニッターで最もカリスマ性を持っている人物と言えば、ニット界の貴公子こと、広瀬光治先生をおいて他にないでしょう。(もちろん、デザインの好みはそれぞれでしょうが、カリスマ性においては追随を許さないものがあります。)

それでは世界では?う〜ん。これは意見が分かれるところでしょうね。ケイフ・ファセットをあげる人もいるでしょうし、メアリー・トーマスやバーバラ・G・ウォーカーも影響力のある本を出版していますので、熱烈なファンがいます。アリス・スターモアも相変わらず人気があります。(ただ、最近書かれた彼女の本は、以前の本から感じられる勢いみたいなものが少し失われているような気はしますが・・・)。デザイン性で言えば、アナベル・フォックスのセンスなども相当なものと思います。しかし、カリスマ性ということなら、やはりアメリカのエリザベス・ジマーマンでしょうか...。なにしろ、掲示板などで、Elizabeth Zimmermann とフルに書かなくても、いきなりイニシャルのEZだけで通用するのです。(もしかしたら正しい綴りが書けないだけかもしれませんが(笑)...。)

人気の一端をうかがわせるものとして、Soxersというクラブ(いや〜またしても靴下ですが)が、ホームページに彼女の写真を楕円形に枠どって掲げ、その下に自分達が作った彼女の作品を載せています。ページのタイトルが「エリザベス・ジマーマンへの賛辞」。しかも、その賛辞というのがこうです。

ニット探訪を始めた矢先に、私はエリザベス・ジマーマンを発見するという幸運を得ました。彼女の著作「涙なしの編物」を目にした瞬間、私は自分が編物の指導者を見出したことを知りました。彼女の編物に対する真摯な取り組みと、快活なユーモアのセンスは、編物だけではなく私の人生観に決定的な影響を与えました。彼女の編物業界への寄与は、世界中の数え切れないほど多くのニッターに影響を与え、消し去ることのできない痕跡を我々の心に残しました。

なんか、目がウルルン状態になっているような入れ込み方です。

しかし、このページの写真をみると分かるように、このお婆さん、やたらにカッチョイイ。こんな知的なおばあさんになってみたいと思うのも分からないでもないですね。いや、実は私達もちょっと憧れていたりするのですが。

しかしここまで人気があると、一方で反発もあるようで、あるサイトで上の賛辞に出てくる本のレビューを見てみると☆5個が大部分で、絶賛といっていい中、☆1個をつけている次のようなものもありました。このレビューは、上記のようなファンの存在を知っていないとピンとこないたぐいのものでしょう。

すみません。私はこの本に何も感じませんでした。
私はよく自分がEZファンでない、ニット界でただ一人の人間なのかと思うことがあります。この本は私に何も与えませんでした。(中略)私はまた、この女性のまわりで増幅するカルト的追随者たちを嫌っています。彼女の娘はそれを不朽のものとしてきました。私はこの本を買いましたが、私の編物に影響を与えませんでした。
 2001年5月22日(火) 

先日、左利きの方の編み方について書いたのですが、それについて沢山のメールをいただきました。いただいたメールでは、左利きの方は、皆さん右利きと反対の編み方をしているようでした。この範囲だけで言うのは危険ですが、もしかすると日本では一般的にそのように教えられているのかもしれません。"Kitter's Handbook" では、棒針編みの編み方を「右利き」の編み方ではなく、「両手」の編み方だと考えるべきだということ、すなわち左利きであっても右利きと同様の編み方をするべきだというように主張していました。今回もう一冊、この件に関する記述を、"The Priciples of Knitting"(June Hemmons Hiatt,Simon and Schuster,1988)に見つけました。

社会のすべてと同様、編物本も右利きに関する偏向がある。しかし、幸運にも左利きの人にとって、特別な編み方を学ぶ必要は一切ない。結局のところ、人は両手で編むものであり、私は右利きの人と同様の方法で編む左利きの人を知っている。しかしながら、もしあなたが左利きで、普通の編み方を試してみて、それが遅くてもたもたしていると感じるならば、是非とも左利きの方法で編むことを勧める。それは想像するよりも問題となることは少ない。

要するに、右利きの方法を一応勧めるが、やりやすい方法が一番良い、という主張です。どうぞ参考にしてみてください。いただいたメールは、整理して後日発表させていただきたいと思います。

 2001年5月20日(日) 

徹底図解シリーズが増えすぎたので、「基礎技法徹底図解」と「初心者向作品徹底図解」の二シリーズに分けました。「初心者向作品徹底図解」にシンプルな帽子を追加しました。ただ、編み方はまだ全然手を付けていません。

 2001年5月15日(火) 

輪編みの編み方徹底図解、ついに完成しました!今回は、第二部歴史編がとても面倒で、大変でした。沢山の本の中からどの写真を選ぶかで二人でもめたり、悩んだりしました。本を探して、スキャナで読み取って、トリミングして、引用情報を写して、とやっているうちにどの写真がどの本にあるかわからなくなってしまったり、途中「やるんじゃなかった」と後悔しきりでしたが、なんとか無事終了しました。古い歴史を持つ輪編みの魅力と技法を少しでも伝えることができたら幸いです。....ふぅ一段落。...あぁ、このコンテンツ、「初めての帽子」を作る前振りだったんだぁ〜〜。回り道過ぎるっちゅ〜の〜。

もし、よろしければご感想をお聞かせいただければ、めっちゃ嬉しいです。

 2001年5月10日(木) 

「輪編みの編み方(仮題)」、いや〜なかなか進みません〜。まぁ、そもそも内容が面倒なのもあるんですが、今回編物の歴史を調べてたら、もぉ二人して脱線ばかりでして。あの本の写真がどうとか、ここにこんな記述が、とかやりだしたら、知らない間に関係ないことばかり調べたり、新しい本が欲しくなって古本屋にメールしたり、これじゃぁ本当に進みませんね〜。すみません。反省。

言い訳させていただければ、こういうのは私たちばかりではありません。英国教会の司教という重職にありながら、'A history of Hand Knitting'(手編みの歴史)[B T Bastford Ltd,London 1987]という大部を著したRichard Rutt司教は、この本の最初に「10年間にわたって手編みの歴史を研究したが、それは手編みそのものよりも多くの喜びをもたらした。」と書き記しています。実際、洋書の編物本は最初に歴史が書かれていることがとても多いです。日本の編物本とはこの辺が大きな違いですね。海外のニッターの伝統に対する感じ方が良く現れている文章を紹介しましょう。

私にとって編む事とは、趣味や生活手段を超えたものです。それは、私と過去のすべてのニッター -- 初めて指と先がかぎになった棒で編目を作ることを発明した人達から、生活の糧を得るために生まれ故郷からはるかに遠くへと編物を売っていた地方の人達まで -- の人生と私の人生との絆を結ぶ手段の一つなのです。暖かさのため、おしゃれのため、物語をつづるため、純粋に楽しみのため、さまざまな目的で生み出された沢山の伝統柄は、歴史物話や古い民話の一節に耳を傾けるときのように私の心を魅了して止まないのです。
Nancy Bush 'Folk Socks' Interweave Press 1994
 2001年5月6日(日) 

シンプルなマフラーに、ストライプのマフラーの説明を追加しました。編み方図解はまだ途中です。

 2001年5月5日(土) 

輪編みの編み方作成風景 次の徹底図解シリーズ「輪編みの編み方(仮題)」の作成風景です。写真で分かるように両手の絵という最も手間のかかるイラストがたくさんあります。今回はさらに、中央の二枚のように自分を外側から見た絵もあり、面倒でした。おかげで、ゴールデンウィーク中にカタをつける予定が、ごらんの有り様です(涙)。

今回は歴史的な事例も含めて、情報の厚みを増そうとしてるので、文章のほうもまた面倒そうです(涙)。しかし、これまでの徹底図解シリーズ同様、過去にほとんど例をみない考察となるものと思います。

 2001年5月4日(金) 

洋書作品ギャラリーにDebbie Bliss さんのフェアアイルカーディガンを追加しました。いや〜、洋書作品をアップするのは本当に久しぶりです。

リンクのページにてづくりくらぶを追加しました。すばらしく贅沢な毛糸は購買欲をそそります。要注意です(笑)。

 2001年5月1日(火) 

私たちは2人とも右利きです。左利きの方の場合、編物は日本で、どのように指導されているのでしょうか?つまり、1)右利きのやり方と完全に逆の方法を教える、2)右利きと同じ技法を教える、のどちらがよいのか、ということです。私たちは、日本語の本でこの問題に対して言及しているものも、どちらが良いかを説明しているものも見つけられませんでした。しかし、Knitter's Handbook(Montse Stanley,Reader's Digest,1996)には、次のように明解な記述があります。

左利きの人は、最初の方法[訳注:上記1)の方法]を勧められることが多いのですが、私はいつもこれは将来困難なことになると感じています。テキサス州オースチンで、編物講師をしている、左利きのスーザン・トンプソンはこれに賛成しています。
"棒針編みとかぎ針編みはどちらも両手を使うものです。ですから、すべての初心者の不利な条件は対等なのです。左利きの人は、左手と右手に新しい動きを訓練しなければなりません。右利きの人は右手と左手に新しい動きを訓練しなければなりません。編物は'両手使い'の技法であって、それは左利きの人にとって、右利きの人と同じように易しい(または難しい)ものなのです。"
この記事は、左利きの人はフランス式の編み方を好む傾向があると続きます。しかし、彼女は編み込みのためにイギリス式の編み方を学ぶことを勧めます。それから、この本の次の章の最後で説明するように、玉編みをする際は、左から右に編むことを練習することも勧めています。

左利きでない私たちはこの記事についてコメントする力はありませんが、これを読まれている方で左利きの方に対して編物を教える際は、ぜひ参考にしてください。また、実際に左利きの方で、この記事にご意見やご感想がありましたらぜひメールをお願いいたします。

 
 
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