| 更新履歴とよもやま話 | ||
| ホームページの更新履歴と編物関係のさまざまな話題を取り上げます。 | ||
| 2001年7月27日(金) | |
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初めてのソックスの図の間違いを一部修正しました。また、拾い目に関する補足説明を追加しました。 | |
| 2001年7月26日(木) | |
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初めてのソックス、とうとう完成しました。徹底図解の画像をすべてコンピュータ化した、初めてのシリーズです。絵の感じが少し変わったと思いますが、いかがでしょうか。 靴下編みはとても面白いので、これからも色々な作品を発表していきたいと思います。これまで靴下を編んだことがない方にも、自信を持って「たた&たた夫の初めてのソックス」を提案します。さすがにマフラーしか編んだことのない方には苦しいでしょうが、是非チャレンジしてみてください。これをきっかけに日本でも靴下編みが広まればいいな、と思っています。 ご感想のメールをいただければ、とても嬉しいです。よろしくお願いします。 ジャパンソックニッターズクラブ会長 | |
| 2001年7月24日(火) | |
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徹底図解のコンピュータ化に挑戦を始めたために、新しいソフトの操作を習得しなければならず、トンネルに入ったように先が見えなくなって来ていた「初めてのソックス」ですが、ついにすべての図が完成しました。コンピュータ化したことによる損得は難しいところですが、最初は面倒でもだんだんと楽になってくるような気がします。実際、終わりになるにしたがって、操作に慣れてきたことに加えて、パーツも増え、どんどんと図を描く速さが上がってきました。これから、図に写真と文章を追加し、HTML化して完成です。今週中にもアップロード可能だと思います。靴下を編んでみたいという読者の方からのメールもいただいていますが、あとしばらくお待ちください。 | |
| 2001年7月21日(土) | |
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靴下の 編地に染み入る 蝉の声(盗作) この画像は、私たちの本当の暑中見舞い用に作成したものです。万一、ご利用したい方がありましたら、 暑中見舞いにお使いになっていただいて結構です(笑)。 | |
| 2001年7月18日(水) | |
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「手作り」というのは文字どおり人間の手で何かを作り出すことですが、現代では「手作り」という言葉を使うとき、必ずその反語として「機械製=量産品」が隠されていて、その影響を考えずに「手作り」という言葉を使うことはできません。さらに、手編みのセーターなどの衣服を着るというのは、単純な「手作り」という以上のインパクトのある行為ではないかと思っています。大袈裟に言えば大胆かつアナーキーな行為ではないかと。それは要するに、「ほかのどこにもない服」を着るという行為ですから、これほど大多数の人が既成服を着ている社会では、相当に勇気のいることかもしれません。特に日本ではほんのちょっとした差に敏感ですから、下手に子供に手作りの服を着せたりすると、いじめの理由にならないとも限りません。 今、私たちは靴下のデザインを考えているのですが、これで連想されるのはやはりルーズソックスです。ほとんどのファッションが海外や企業発となっている状況で、この日本特有の流行は、やはり日本の学生が制服という「秩序」に締め付けられていることが根底にあるのでしょう。しかし、当初はだらしない、アナーキーと思われたファッションが今では逆に学生のアイデンティティとして制服化しているのは、なんとなく苦笑を禁じ得ません。 本当に秩序に対して物申したいのなら、やっぱりルーズソックスの次は、「ハンドニットソックス」ではないでしょうか。女子高生がみな手編み靴下を履くようになれば、日本はおそらく空前の編物ブームに沸き返ることでしょう。電車に乗っても、公園のベンチに行っても、どこもかしこも手編みする人、人、人。いや、これは手編み愛好家の見果てぬ夢かもしれませんね〜。いやいや、流行の仕掛け人を自認する人がここを読んでいて、どうブレイクするかもわかりませんよ〜。あぁ、これはもっと可能性のない夢想ですねぇ。 | |
| 2001年7月15日(日) | |
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外国からの通販ではこれまで、よく違ったものが届いたり、合計金額の計算が間違っているなどのトラブルがあったのですが、今回も案の定間違っていました。黒を注文したのにネイビーが届いています。さっそくクレームのメールを出しましたが、さてどうなることやら...。向こうはまだ日曜日の朝でしょうから、明日返事がくればまぁ、上出来でしょうけどねぇ。 | |
| 2001年7月14日(土) | ||||||
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先日もお伝えしたとおり、徹底図解の図を描く作業のコンピュータ化にチャレンジ中です。編地を棒針で編むのならあっという間ですが、コンピュータで編目の図を作り出すというのはとても面倒で頭が痛くなってしまいました。難行苦行の末にとうとうメリヤス編の絵を作りました(下図左)。図は単純ですが、実際は完成までにえらく面倒な手順を踏んでいます。ところが、一回できてしまうと、一目ゴム編(下図中央)とか、一目かのこ編みを編んでいるところ(下図右)とかは、すいすいとできてしまいます。これがコンピュータのいいところですかね〜。まだまだ工夫の余地がありますが、少しずつ前進しています。
初めての方からメールを戴きました。このホームページで表編みをマスターしたという嬉しい内容でした。その方がストライプのマフラーの糸換え方法が分からないということでしたので、さっそく作ったメリヤス編地を元に糸の換え方をアップしました。う〜ん、ちょっと面倒なところもあるけど、やっぱりコンピュータは便利かなぁ。昔ならこんな図を作ろうとしたら、トレーサーにロットリングや烏口で丁寧に仕上げてもらわないといけなかったですからねぇ。 EZの本に対する関心が高いようで、感想メールと共に入手方法について問い合わせのメールを多数いただきました。書籍の通販サイトは色々ありますが、とりあえず最大手のアマゾンをリンクのページに追加しました。Elizabeth Zimmermann という著者名を検索すると"Knitting without Tears","Knitters' Almanac"が入手可能でした。(2001年7月現在) | ||||||
| 2001年7月10日(火) | |
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| 2001年7月7日(土) | |
カリスマニッター EZ(2)EZの名前を世に知らしめることになったのは、やはり"Knitting without Tears"(Fireside Books,1971)でしょう。今から30年前に出版され、過去一度も絶版になったことがなく、しかも現在でさえニット本の売れ筋のトップランクにあるというのは空前の偉業と言ってよいでしょう。この本は素晴らしい本で、私たちも初めて読んだときは感動しました。 「涙なしの編物」というタイトルを見れば、これが初心者向けの本ということは誰にもわかると思いますが、その内容は知恵とヒントが満載です。EZは、好き嫌いをはっきりさせると言われるアメリカ人のなかでもひときわ自分の意見・好悪を明確に述べるタイプのようで、それがウィットにとんだ文章に迫力を与えています。 私たちが驚いたのは、裏編みが苦手な人、そして「すくいとじ」が苦手な人が多い、という話の後で、じゃぁしなければよい、と言い出し、輪針で輪編みのセーターを編む事を主張します。しかし、"ゴム編みはどうするんだ?"と思っていたら、なんとゴム編み部分のないセーターが現れます。しかも、それがカッコイイ。しかし、"ゴム編みがないと裾がめくれないか?"と思っていたら、作り目から拾い目をして裏側にヘリを編み出すということを提案します。しかも、そこに名前やイニシャルを編み込んだらどうか、という魅力的な提案なのです。ゴム編みができる人でも、一つやってみたくなるではありませんか。 この本のもう一つの魅力は非常に率直な(に思える)記述が多いことで、子供の頃はアメリカ式で途中でフランス式に変えたが、自己流なのでほかの人と持ち方が違うとか、首から編んでいくセーターを編んでいたら、最後になって、使っていた糸ではゴム編みの弾力が出ないことが分かって絶体絶命とか、ほとんど終わり近くになってなわ編みの交差が逆だということがわかって...など、著名なニッターならまず書かないことがいっぱいでてきます。 しかし、私たちが最も驚いたのは、自分の子供たちのためにスキーセーターを編もうとして、ノルウェーの編物本で編んでみた、という部分です。プロのニッターでも本で編み方を勉強するのかというのも驚きですが(ゆっくり考えてみれば当然でしょうが)、ともかく読んでみましょう。 (前略)私は、古典的な「ユース」という模様から始めました。この模様は4段毎に白い段を編むものです。そして、この模様は内側で糸を保持し、ゆったりと渡さなければなりません。 すぐに二色の糸は恐ろしくもつれ合いました。なぜなら、私は新しい糸を常に古い糸の下から引き上げていたからです。これはすべての編物本の指示どおりでした。 私は自分で考えてみました。もし、こんな状況なら昔のノルウェーのニッターはミトンを一つ編んだだけで、編む事を放棄したにちがいないと。私は糸を撚り合わせることをやめて、糸を下からと上からと交互に引き上げてみました。そしてそれはうまくいったのです。 この後、EZは編物本がでたころはアーガイル模様が流行っていて、アーガイル模様の場合は確かに糸を常に下からとってからめ合わせる必要があるが、ノルウェーの編み込み模様はその必要がないにもかかわらず、こんな指示をしたのではないかと想像します。 この出来事は私を決定的に勇気づけました。私は、書籍がすべて正しいわけではないことを知りました。書籍は沢山の知識が記述されています。しかしそれは全てではありません。書籍に書いてあることは、この本を含めて、決して鵜呑みにしてはいけません。もしある本が今のあなたの状況に合わないと思ったら、それは無視して、ほかを探しなさい。編物には様々な方法がありますが、どれも間違っているというものはありません。ただ、時としてうまく合わないという状況があるだけです。 編物には全く正しいという方法もなければ、全く間違っているという方法もないのです。 このあと、編物には「間違い」というのもない、目が落ちたとしても、目がねじれたとしても、ちゃんとそういうパターンがあるから間違いとは言えない、と書きます。ただ、糸を割るというパターンはないから、もし間違いがあるとすればそれだけだろうと。 EZの本はこれほど古く、これほど魅力的なのですが、日本語への翻訳はされていないようです。私たちにはこれが不思議でたまらないような気になっています。紹介されている作品も30年前とはとても思えないようなデザインで、今でも編んでみたいと思う人がいるはずなのに...。 また長くなりました。最後に、この本で紹介されているカーディガンについて書きましょう。言うまでもなく、それは「ガーター編み」のカーディガンです。(なぜだか、もうわかりますよね?)そして、それは素晴らしいデザインです。 | |
| 2001年7月3日(火) | |
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アメリカのカリスマニッター、EZことエリザベス・ジマーマンについては以前とりあげました。実のところ、なぜEZがそんなにも崇拝されるのか、何がアメリカ人の心を捉えるのか、日本人の私たちには、ちょっと測りかねる部分があります。もちろん彼女の魅力はアメリカ人ではない私たちにも、かなりの程度伝わってきます。'Elizabeth Zimmermann's Knitter's Almanac'(1974,Dover Publications,Inc) 「エリザベスジマーマンの編物カレンダー」から7月の作品のところを開くとこのような文章が目に入ります。 7月は旅行の月。 もしあなたがどうしても例年の旅行に行くと言うのなら、必ず編む物を持っていきなさい。 何かが必要ですよ。これから先の二週間、もう考えられるかぎりの凶悪な状況と立ち向かって、 興奮し通しの気持ちを正気に戻してくれるものが。 ショールはどう? 笑わないで。ショールは旅行先で編むのに、完璧なものですよ。これは私が何度となく自分で 確かめたことです。 輪針に通した細いウールの丸いショールは、狭い場所や、あてなく待っているとき、状況が はっきりしないときの最高の伴侶です。 まず、細いウールはほとんどかさばらないのに、たっぷりと編みごたえがあります。 次に、輪針はよほどのことがなければ無くしません。渾身の力をこめて引き抜いて、投げ捨ててしまう とかでなければね。最悪の事態といっても、何目か針からこぼれるくらい(すぐ戻せます)でしょう。 あなたは今、こう言いたいのをこらえて、真剣に息苦しいんじゃないかしらね。 「でもショールは難しいでしょ?」 お嬢さん、そんなことないんですよ。私はあなたのために真ん中から編むショールを用意 しました。ほとんどパターンらしきものはありません、ただ6周で一つの模様、それでおしまい。 模様は次から次へと現われて、(前回の模様によって)少しずつ目数が増えていきます。 終わりが近づくにつれて、あなたの心は徐々にときほぐれてきて、そして 気使いを忘れ、安らぎの気持ちがどんどん広がってきます。あなたは全く頭を使う必要が ない、一周が数百目という段をほとんど無限に編んでいくことになります。 そしてあなたは一つの家宝を完成させるでしょう。ちょっと、ちょっと、ちゃんと聞きなさい。 だから....... 拙い訳文では原文の魅力の十分の一もお伝えできないでしょうが、それでもEZがウィットに富んだ楽しいお婆さんであることはなんとなく分かってもらえるのではないでしょうか。特に、「主に書籍で編物を覚えた」世代にとっては、EZの文章は本当のお婆さんが手を取って指導してくれるような優しさを感じるもののようです。つまり、EZは大袈裟に言えばアメリカのニッター全体のグランドマザーとしての役割を果たしている部分があるように思えます。しかし、EZはそのような「編物好きの優しいお婆さん」というような輪郭の分かりやすい人物ではありません。その姿は簡単には捉えきれないほど入り組んでいて、時には不気味さを感じることさえあるのですが、今日はもう長くなりました。彼女の全く別の顔については日を改めて書きたいと思います。 | |
| 2001年7月1日(日) | |
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50%脱脂の手紡ぎ糸は、超極太くらいの太さですが、手紡ぎの素朴な味わいがたまらない魅力です。この糸は紙の上に置くと染みてくるほど脂分が残っています。糸玉を嗅ぐと、脂の香りがします。クレヨンのような、昔怪我をしたときにガーゼの上からあてた油紙のような、パラフィン粘土のような、そんな香りです。ざっくりとした帽子やカウチンのような(日本でよく見かけるカウチンセーターは好きではありませんが)野生的なセーターがぴったりです。 ブラックアルパカは、黒というよりもとても濃いセピア色という感じの色で、ところどころに白い繊維が微妙なツィードのように撚り込まれています。紡績機内で別の羊の毛が混入したとも考えられますが、おそらくアルパカ自身のものではないかと思います。アルパカ100%糸なので少し糸は重めです。指で糸をつまむとしっかりとした芯が感じられます。しかし、手触りはアルパカ特有の滑らかさがあります。日本に輸入されているアルパカ糸はウールが混紡されていたり、糸の感覚もどちらかというとフェミニンな感じのものが多いのですが、この毛糸はとても野趣に富んでいて本当に不思議な魅力があります。この毛糸は健康な動物の香りがします。この香りを嗅いだとき、なぜかとても懐かしい気持ちになったので、ゆっくり記憶をたぐってみると、子供の頃の毛布の匂いにたどりつきました。毛布を被って窓辺で昼寝をしていると、冬の陽射しに暖められた毛布からむせ返るようなウールの香りがたち、うつらうつらしながら太陽の匂いがすると思ったというような記憶ありませんか?この糸玉は懐かしい昔の香りがします。(なぜか最近のウールは動物臭くないですよね?)
左のスワッチは、交差は2:1と2:2との組み合わせで、中の模様は1目かのこ模様とねじり1目ゴム編です。 | |